3代・安寧天皇
三代/安寧(あんねい)天皇陵
和風諡号/師木津日子玉手見命 シキツヒコタマテミノミコト
在位年/紀元前五四九〜前五一一
陵形/山形
皇居/片塩浮孔宮
所在地 畝傍山西南御陰井上陵 奈良県橿原市吉田町
最寄駅 近鉄南大阪線「橿原神宮西口」から徒歩約七分
神渟名川耳天皇(綏靖天皇)の皇子。母は事代主神の娘の五十鈴依媛命(『日本書紀』)。兄弟に関する記載は『日本書紀』『古事記』共にない。父帝が崩御した年の7月に即位。即位2年1月、片塩浮孔宮(かたしおのうきあなのみや)へ都を移す。即位3年2月、鴨王(事代主神の孫)の娘の渟名底仲媛命を皇后として息石耳命、大日本彦耜友尊(後の懿徳天皇)、磯城津彦命を得た。即位38年、崩御。
即位後の事績は『日本書紀』・『古事記』とも記載がなく欠史八代の1人に数えられる。