8代・孝元天皇


八代/孝元(こうげん)天皇陵
和風諡号/大日本根子彦国牽天皇 おおやまとねこひこくにくるのすめらみこと
在位年/紀元前二一四〜前一五八
陵形/前方後円
皇居/軽境原宮

所在地 劒池嶋上陵 奈良県橿原市石川町
最寄駅 近鉄南大阪線「橿原神宮前」から徒歩一五分

大日本根子彦太瓊天皇(孝霊天皇)の皇子。母は皇后で磯城県主(または十市県主)大目の娘の細媛命(細比売命)。同母兄弟はいないが、異母兄弟に倭迹迹日百襲姫命・彦五十狭芹彦命(吉備津彦命)・稚武彦命らがいる。19歳で皇太子となる。 先帝が崩御した翌年1月に即位。即位4年、軽の境原宮へ都を移す。建国の地である橿原にほど近い。即位7年、穂積臣の祖の欝色雄命の妹の欝色謎命を皇后として大彦命・稚日本根子彦大日日尊(後の開化天皇)らを得た。また伊香色謎命・埴安媛を妃にしている。伊香色謎命との間には葛城氏・蘇我氏の祖となる彦太忍信命を得た。埴安媛との間には御間城天皇(崇神天皇)の代に反乱を起こすこととなる武埴安彦命を得た。即位57年、崩御。
即位後の事績は『日本書紀』・『古事記』とも記載がなく欠史八代の1人に数えられる。

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