9代・開化天皇


九代/開化(かいか)天皇陵
和風諡号/稚日本根子彦大日日天皇 わかやまとねこひこおおひひのすめらみこと
在位年/紀元前一五八〜前九八
陵形/前方後円     皇居/春日率川宮

所在地 春日率川坂上陵 奈良県奈良市油阪町
最寄駅 JR大和路線「奈良」近鉄奈良線「近鉄奈良」から徒歩五分
孝元天皇の第二皇子。母は皇后で欝色雄命(内色許男命、穂積臣遠祖)の妹の欝色謎命(うつしこめのみこと、内色許売命)。同母兄弟には大彦命・少彦男心命・倭迹迹姫命、異母兄弟には彦太忍信命・武埴安彦命がいる。16歳で皇太子となる。 父帝が崩御した年の11月に即位。翌年、春日の率川宮に都を移す。以前の都とは大きく離れた大和盆地の北に位置している。即位6年、孝元天皇の妃だった伊香色謎命を皇后として御間城尊(後の崇神天皇)らを得た。また丹波竹野媛、和珥臣の祖の姥津命の妹の姥津媛を妃にしている。姥津媛との間には狭穂彦命、狭穂姫命、日葉酢媛命、神功皇后の祖となる彦坐王を得た。即位60年、崩御。
即位後の事績は『日本書紀』・『古事記』とも記載がなく欠史八代の1人に数えられる。

inserted by FC2 system